ゼミ紹介


大山耕輔研究会では、「ガバナンス (政府を監視する市民社会)」の視点から、主に行政学・公共政策の諸問題を考察しています。特に、公務員人事や官僚の政治的行動など、行政そのものに関する問題に重点を置いています。

行政や公共政策に関わることであれば何でも研究対象になり、研究対象に応じて多様なアプローチが可能であるなど、柔軟性の高さが魅力です。

ゼミ内の活動だけではなく、早慶合同ゼミ、中央大学とのディベート大会なども行っており、他大学との学生と交流する機会にも恵まれています。

大山ゼミ16期には計19名(男子8名+女子11名)が在籍しています。「よく学びよく遊ぶ」をモットーに、様々なゼミ活動すべてを楽しんでいます。

 

ゼミ活動

【3年生

 ・本ゼミ(水曜4限)

本ゼミでは、行政学の研究書や論文の輪読を行います。毎週予め報告者と討論者をそれぞれ2名ずつ決め、この4名を中心にゼミ生全員で議論をする形式です。院生や教授からもアドバイスをいただき、より内容の濃い議論を展開しています。教授のお話を聞くことのできる貴重な機会となっています。

先行研究の批判的検討をまず行うという視点から輪読・討論を行い、得られた知識や見解を目的や目標である三田祭論文・卒業論文の執筆に活かしています。

 

今年度本ゼミで扱った書籍

(前期)

・辻中豊・伊藤修一郎編著『ローカル・ガバナンスー地方政府と市民社会ー』木鐸社, 2010

・辻中豊・坂本治也・山本英弘編著『現代日本のNPO政治ー市民社会の新局面ー』木鐸社, 2012

・稲葉陽二編著『ソーシャル・キャピタルの潜在力』日本評論社, 2012

 

(後期)

・Tony Bovaird and Elke Loeffler eds., Public Management and Governance, 3rd edition, Routledge, 2016

 

 ・サブゼミ(水曜5限)

サブゼミでは、三田祭論文発表に向け、ゼミ生で打ち合わせや議論、調査を行い、執筆作業を進めます。全員で分担執筆を行い、完成した論文は三田祭で発表するとともに『政治学研究』に寄稿します。

 

【4年生】

各自が卒業論文の執筆を行います。中間報告を繰り返し、コメントをいただきながら、卒論を仕上げていきます。よい卒論については、『政治学研究』に発表するよう指導が行われます。

 

【他大学との交流】

大山ゼミの特徴とも言えるのが, 他大学の学生との交流機会が多いことです。

6月末には早稲田大学の縣ゼミ(PPRS, 政治経済学部, 政治学演習)との合同ゼミを開催し、それぞれの研究の中間発表を行います。大山ゼミでは三田祭論文の中間発表をします。

12月には中央大学の佐々木ゼミとのディベート大会があります。現在大山ゼミは6連勝中です。

ゼミに入ると, 研究に関して他大の学生から意見を聞いたり, 話し合ったりできる機会は意外と多くありません。ゼミの同期だけでは行き詰まってしまう場面でも, 異なる境遇の学生と触れ合うことで新しい考え方ができるようになります。大山ゼミでは, そのような交流を大事にしています。

 

【ゼミ合宿】

大山ゼミでは夏と春の二回、長期休み中にゼミ合宿を行います。

勉強はもちろんのこと、レクリエーション、飲み会、BBQなど、遊びも両立する合宿です。先輩や教授と親睦を深める良い機会でもあります。勉強面では、4年生の卒論中間発表や三田論の中間発表などを行います。今年の夏は静岡県・ラフォーレ修善寺に2泊3日で行ってきます。